お客様からたびたびいただくご質問です。
自分たちにとってどんな家がいいのか。理想・こだわり、そして予算との兼ね合い。
悩みますよね。
雑誌やネットで最近人気の間取りやデザインなどを調べたり、家を建てたばかりの友人達に話を聞いたり、いろいろ情報収集されています。
家づくり。最近人気の傾向は
間取りについて最近の事例で多いのは、1階にリビングとは別の一部屋がある、個室とは別のファミリークローゼットがある家などでしょうか。1階に個室があるプランは、小さなお子様がいらっしゃるご家庭であればリビングとつなげることができる配置で普段はプレイルーム、そして来客時は引戸で仕切って客間として使い、将来的(老後)にはご夫婦の寝室として使うことをイメージされている場合が多いです。ファミリークローゼットは家事動線の効率化でしょうか。ファミリークローゼット兼家事室のような形で、アイロンがけから収納まですべてをそこで完結する使い方もあります。
デザインについては吹き抜け、梁を見せる、鉄骨階段などは人気があります。空間を広く見せる、家族の気配を感じやすい、そして何よりオシャレ!などが人気の理由のようです。アクセントクロスの多用、あとは無垢材やアイアンなど素材へのこだわりも最近多いですね。
私が家を建てるなら
ちなみに私が家を建てるなら、家事・子育てのしやすさとコンパクトさ、長持ちするかを重視します。家事・子育てのしやすさでいえば、リビングとつながる個室と水回りの集約はマストですね。洗濯物を干すスペースと使いやすさも結構こだわると思います。コンパクトなのはやはり光熱費と維持・メンテナンスなど将来的な負担を考えてのことです。賃貸の家賃にも言えますが、無駄なスペースにお金を払っていると思うと、もっと他のことに遣いたいと思ってしまうのです(笑)あとは経験上、家具の配置やちょっとした工夫で広く見せたり、狭いと感じることなく使えることを知っているからかもしれません。
長持ちするかを重視するのは、やはり長期のローンを組むので持ってもらわないと困る(泣)というのはありますが、古くなったら壊す・建て替えるというより手入れをしながら愛着を持って長く使っていきたいという志向だからですね。デザインなどは住みながら手をかけていったり、小さな工事を入れたり、ライフスタイルや好みの変化に合わせて変えていこうという考えです。
大きな買い物マイホーム、性能かデザインか。
さて、ちょっと興味があったので当社代表にも聞いてみました。
「社長が今家を建てるなら、どんな家にしますか?」
返ってきた答えは…
「安心・安全で暖かい家。将来のメンテナンスが最小限で済む家」でした。
え?…そんな感じ?性能重視か。なるほど。
デザインや建材へのこだわり、遊び心のある家づくりなど、普段の言動からイメージするものとは違った答えに少し意外な感じもしましたが、やはり性能あってのデザイン・遊びなのだということなのでしょう。確かに家を建てることはそう何度もあることではないので、建ててしまってから変更するのが大変な根本(性能)の部分は大事ですよね。
安心・安全・暖かい・メンテナンスが最小限。少し掘り下げて聞くと、まず地盤や瑕疵、アフターメンテナンスなど保証関係がしっかりしていること。災害に強く家族を守る家であること。そして断熱材の劣化がなく暖かさが続くこと。建てた時に暖かいのは当たり前、大事なのはその状態がいつまで続くのかということ。光熱費にも大きく影響してきます。メンテナンスが最小限とは30年経っても断熱材の取替えなど大きな改修工事が必要ない家。屋根や水回り、設備機器の入れ替えなど最低限のコストで長く快適に暮らせること。
まとめると、これらが“長く”安心して暮らせることにつながるからとのことでした。
さて、あなたは何を重視しますか?
譲れないポイントや方向性はとても大事な部分なので、ご家族でしっかり話し合い共有しておきたいところですね。ここをしっかりやっておくと、プランを考えていく中で迷いが生じた時にブレずに選択していけるので家づくりが進めやすくなりますよ。
様々な家づくりの事例がありますのでご覧ください。↓